実現のための方策① 分野ごとのマッチングのモデルをもつ

このようなプラットフォームを構築するためには、これまでのクラウドソーシングのサービスにはない、3つの仕組みが必要と考えています。一つ目は、技術分野ごとの「マッチングのモデル」をもつことです。

プラットフォーム側が、その分野についての「モデル」をもつことにより、技術的な課題を提示する側に、提示すべき具体的な項目を提示してあげるとともに、課題の種別を分類して、解決策を応募する側にどのような能力が必要となるどのような種別の課題であるのかを提示してあげます。

より具体的なイメージとしては、ユーザが技術的な課題を登録する際に下記のような機能を実装することになります。

・まず、ユーザに分野を絞り込むための質問をいくつか提示して、選択してもらう

・絞り込んだ分野における必要十分な情報を提示する入力欄を表示する

上記の仕組みにより登録された「課題」は、必要十分な情報を含んでいる課題の提示となり、十分な専門性をもった技術者であれば解決策を提示することが可能な課題の提示となるとともに、受注後に想定している要件が大きく異なっていたというトラブルを生まない課題提示ともなります。

ただし、このような「モデル」は、技術分野ごとに異なりますので、プラットフォームで扱う範囲について、含まれる各技術分野ごとの「モデル」を作っていく必要があります。

f:id:michihiro-uenohara:20171014210220p:plain