起業動機④ 技術業務の規模の大きさ

技術のニーズとシーズをマッチングさせる仕組みというのは、クラウドソーシングの中でも、すこし難しい技術業務をきちんと要件のすり合わせがWeb上で効率良くできるという、特化型のクラウドソーシングのサービスといえますが、技術業務というのは巨大なマーケットサイズをもっている分野であり、技術的な課題にぶつかって困っているという状況はさまざまな場所で頻繁に起きていることですので、このようなサービスを実現できる仕組みができれば、十二分に大きな事業となると考えています。

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統計データからは日本の研究費だけで、年間17兆円となります。技術業務全体の市場規模というと、それの何倍にもなるかと思われます。日本の研究者・技術者の数というと230万人ですので、一人当たりの給与が平均で500万円として、年間10兆円以上となります。研究者・技術者に直接支払われる給与の合計だけで10兆円以上となるのですから、技術業務全体の市場規模としてはやはりその数倍の規模はあり、数十兆円から100兆円規模と考えられます。

研究開発業務の0.5%、技術業務の0.1%以下を外部委託化するだけで、年間1,000億円規模の市場となるわけで、年商100億円を超える売り上げの事業を十分に作り上げることができる分野といえます。また、年間1,000億円規模の外部委託がされるようになったあかつきには、その何倍もの業務効率改善がなされることにもなりますので、社会的なインパクトも大きな分野だと思っています。

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